講師への質問 + Quinn

  • このトピックには3件の返信、2人の参加者があり、最後にUKA Education – Natsumiにより6日、 7時間前に更新されました。
4件の投稿を表示中 - 1 - 4件目 (全4件中)
  • 投稿者
    投稿
  • #9785
    Quinn

    第3章9節のバイオアベイラビリティを下げる調理のトピックの吹き出しの中で「加熱調理による水溶性ビタミンやミネラルの損失が加熱食のほうが栄養価が低いといわれる原因の一つである。」との記載がありますが、ビタミンミネラルの損失以外の原因とは何か教えていただきたいです。
    我が家は元々既製品の生食でしたが、手作りするなら加熱食がベターかなと思いつつ、加熱食では補いきれないメリットが生食にあるのかが引っ掛かっています。

    #9786
    UKA Education – Natsumi

    ご質問ありがとうございます。とても大事な視点ですね!

    まず前提として、第3章9節の吹き出しは「生肉を推奨する立場の方が、加熱食を批判するときに挙げがちな理由」のよくある例として紹介しています。

    たしかに、熱に弱い・水に流れやすい栄養素は、加熱調理(とくに茹で)によって損失があります。また、脂質に関しても、加熱条件によっては酸化が進む場合もあります。
    ほかにも、高温調理では、メイラード反応の悪影響も指摘されることもあります。
    ※調理法(蒸す/煮る/焼く/低温調理)、加熱時間、保存方法で影響が変わります。

    ちなみですが、加熱調理した食材は、水分が抜けて濃縮されるため、100gあたりの特定の栄養素の含有量が高くなることもあります。
    (この内容は、ほとんど触れられることがありませんが…)
    講座で紹介しているような、栄養成分表で“生の食材”と“加熱調理の食材”の数値を見比べると具体的なイメージを掴みやすいと思います。

    Quinnさんは、今までどのような情報(とくに加熱食では補いきれないメリットの旨)を見たことがありますか?
    また、今までの講座の内容とご自身のリサーチしてきた内容を通して、その情報の内容に根拠はあると思いますか?

    #9787
    Quinn

    ご返答ありがとうございます。

    加熱後に水分が抜け重量が変化ので調理後の状態を記載するという点は他の方への課題の添削を拝見して当初疑問に感じたポイントでした。
    同じ「茹でる」でも加熱時間によって水分の損失量は変わるだろうから、人間の一般的なレシピの感覚で重量記載は調理前の生の状態と考えていましたが、犬のレシピ設計ではビタミンミネラルの数値が重要になるため調理後の重量で計算するのだなという理解をしました。

    下記に記載したような今まで見聞きした情報に対しては、ほとんどが低温や蒸しなどの調理法の工夫やサプリメントの追加で、生食との差は軽度におさえることができるものだと現時点では考えています。

    ・タンパク質の変性による消化吸収率の低下
    ・脂質の酸化
    ・AGEsの生成

    しかし、世界中に生食を推奨する派閥が多くある背景には、私が辿り着けていない情報があるのかもしれないと思い質問させていただきました。

    #9788
    UKA Education – Natsumi

    これはあくまで私個人な考えですが、世界中にBARFやプレイモデルを推奨する派閥が多い背景には、「誰でも比較的取り組みやすい比率食」という枠組みの中で、調理した比率食よりも、栄養バランスの崩れが、「まだマシ」というのが大きく影響していると思います。

    実際に、栄養バランスの観点だけ見ると、「調理した比率食」のほうが、「生食の比率食(BARFやプレイモデル)」よりも栄養バランスが悪い傾向があり、実害も見えやすいように思います。ちなみに、過去に報告されているホームメイドレシピによる栄養失調の症例の多くは、加熱食です。

    また、生食は調理の手間がかからず、視覚的なインパクトも強いため、世界的に支持を集めやすい側面もあるように思います。

    「加熱食では補いきれないメリットが生食にあるのか」という点については、特殊なケースを除けば、個人的にはとくにないと思います。
    どちらの方法にせよ、メリット・デメリットがあり、最終的にはやはり「個体差」が大きく関わってくると感じています。

    実際、これまでの栄養相談の中には、専門家から生食(BARFベースの比率食)を勧められた結果、胃腸障害が起きてしまったケースもありました。
    胃腸障害が「好転反応」と説明され、一定期間継続した結果、最終的に動物病院を受診することになったそうです。

    一方で、これも私が受けた栄養相談ですが、「栄養バランスが良い加熱食」では便の状態が安定せず、食材の種類をほぼ変えずに「栄養バランスが良い生食」へ切り替えたところ、便の状態が改善したという、やや特殊なケースも経験しています。
    個人的な印象としては、「プリミティブドッグ(特に柴犬など)」に、その傾向を感じることがあります。

4件の投稿を表示中 - 1 - 4件目 (全4件中)
  • このトピックに返信するにはログインが必要です。