返信先: 講師への質問 + Quinn

#9788
UKA Education – Natsumi

これはあくまで私個人な考えですが、世界中にBARFやプレイモデルを推奨する派閥が多い背景には、「誰でも比較的取り組みやすい比率食」という枠組みの中で、調理した比率食よりも、栄養バランスの崩れが、「まだマシ」というのが大きく影響していると思います。

実際に、栄養バランスの観点だけ見ると、「調理した比率食」のほうが、「生食の比率食(BARFやプレイモデル)」よりも栄養バランスが悪い傾向があり、実害も見えやすいように思います。ちなみに、過去に報告されているホームメイドレシピによる栄養失調の症例の多くは、加熱食です。

また、生食は調理の手間がかからず、視覚的なインパクトも強いため、世界的に支持を集めやすい側面もあるように思います。

「加熱食では補いきれないメリットが生食にあるのか」という点については、特殊なケースを除けば、個人的にはとくにないと思います。
どちらの方法にせよ、メリット・デメリットがあり、最終的にはやはり「個体差」が大きく関わってくると感じています。

実際、これまでの栄養相談の中には、専門家から生食(BARFベースの比率食)を勧められた結果、胃腸障害が起きてしまったケースもありました。
胃腸障害が「好転反応」と説明され、一定期間継続した結果、最終的に動物病院を受診することになったそうです。

一方で、これも私が受けた栄養相談ですが、「栄養バランスが良い加熱食」では便の状態が安定せず、食材の種類をほぼ変えずに「栄養バランスが良い生食」へ切り替えたところ、便の状態が改善したという、やや特殊なケースも経験しています。
個人的な印象としては、「プリミティブドッグ(特に柴犬など)」に、その傾向を感じることがあります。