プラットフォームの計測方法

幅(Width)の計測

  1. イヌが「フセ」の姿勢になるように誘導する
  2. 左右の飛節(ホック)間の距離を計測する(測定値Ⓐ)
  3. 左右の大腿骨上部の間の距離を計測する(測定値Ⓑ)
アイコン 注意

イヌによっては、筋肉量・骨格構造などの要因によって、「Ⓐ飛節」と「Ⓑ大腿骨上部」の長さが異なる場合があります。
その場合は、以下の計算式を使用して適切な幅を算出してください。


(測定値Ⓐ+測定値Ⓑ) ÷ 2 =平均値

幅が不適切な問題点

  • 幅が広すぎる:
    後肢が外旋もしくは外転傾向のある個体のアライメント(姿勢)の修正が難しくなる。
  • 幅が狭すぎる
    内転筋の負荷が強くなり、膝関節などへ負担がかかる。また、プラットフォームの上に立つのが難しくなり、学習のエラーが起きやすい。

長さ(Length)の計測

  • イヌが「フセ」の姿勢になるように誘導する
  • 前足の指先 → 飛節(ホック) までを計測する(測定値©)
    ※オスワリをした場合の「前足の指先→飛節」までの計測(測定値Ⓓ)
  • イヌの体格に応じて「前後の余白」を追加する
アイコン 注意

プラットフォームの長さも幅と同様に、重要なポイントになります。

余白の長さは、合計5~10㎝ほどが推奨されますが、それよりも長い分に関しては問題ありません。
※長すぎると持ち運びが大変になります。

用途別プラットフォームのサイズ

スタンド・プラットフォーム

イヌのコンディショニング・エクササイズを行う上で、最も基本的なプラットフォームです。

  • 幅 :測定値Ⓐと測定値Ⓑの平均値
  • 長さ:測定値©+余白(※5~10㎝以上)

シット・プラットフォーム

オスワリ(座位)における後肢・骨盤のアライメントを安定させるためのプラットフォームです。
※スタンドプラットフォームと兼用することもできます。

  • 幅 :測定値Ⓐと測定値Ⓑの平均値
  • 長さ:測定値Ⓓ+余白(※5~10㎝以上)

フットターゲット

特定の肢(前肢または後肢)を「正確な位置に置く」ことを学習させるためのプラットフォームです。
大きなサイズのプラットフォームよりも、プロプリオセプション(固有受容覚)を向上させることができます。

※プロプリオセプション(固有受容覚):
視覚を使わずに自身の身体が空間のどこにあり、どのように動いているかを認識する能力のこと。

  • 幅/長さ:イヌの肉球のサイズに応じる
    ※細長い長方形・円形など場面に応じて使い分けることができます。